青葉城資料展示館

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青葉城資料展示館

屋外展示 資料目録

(1)彫刻

1 昭忠碑

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金鵄像 両翼 約6.7メートル 重量 約4トン 材質 ブロンズ
塔高さ 約20メートル 材質 花崗岩(内部はレンガ)

 昭忠碑は、明治7年(1874)佐賀の乱以来、西南戦争、日清戦争などに従軍した陸軍第2師団所属の戦没者に対する慰霊顕彰碑として明治35年(1902)11月昭忠会により建立された。
 塔頂部に据えられたブロンズ像は、日本書紀において神武天皇の軍を勝利に導いたとされる金の鵄(トビ)をモチーフとしている。この巨大な金鵄像は東京にて分割鋳造後、鉄道を用いて仙台まで輸送し当地にて組み立てられた。又塔中央に掲げられた「昭忠」の銘板は小松宮彰仁親王の揮毫によるものである。
 設計制作は東京美術学校(現・東京藝術大学)の河邊正夫(全体の設計)、沼田一雅(金鵄像の設計)、桜岡三四郎、津田信夫(金鵄像の鋳造)ら後に各分野を牽引することになる若き芸術家たちの手によるもので、国内ブロンズ彫刻の最初期の作品にして比類なき大傑作。
 平成27年(2015)7月8日金鵄ブロンズ像部分修復のため(有)ブロンズスタジオ(東京都西多摩郡瑞穂町)に輸送。平成29年3月に基壇上に再設置される予定。

2 愛知 揆一像

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 昭和54年(1979)11月23日愛知揆一先生顕彰会により建立されたブロンズ像。制作は佐藤忠良(丸森町出身)。題字は愛知揆一先生顕彰会会長黒川利雄。施行現代彫刻センター。

3 ああ特攻像

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 ブロンズ像部分は、平成18年(2006)10月(財)特攻隊戦没者慰霊平和祈念協会、日本人の心を伝える会により製作。慰霊碑像デザインは塚本哲。「ああ特攻」の碑文・揮毫は吉田學。
 ブロンズ像は(財)特攻隊戦没者慰霊平和祈念協会より宮城県護国神社へ奉納され、平成19年(2007)10月23日宮城県護国神社により台座が設けられ序幕式が行われた。

4 夢

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 平成元年(1989)4月22日仙台エイトライオンズクラブにより建立されたステンレス製の彫刻。制作は彫刻家・ (おきな)(ゆずる)

(2)石碑

5 昭和天皇・皇后両陛下行幸啓記念碑

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 昭和38年(1963)5月18日昭和天皇・皇后両陛下が宮城県護国神社を御親拝あらせられたことを記念し、昭和53年(1978)10月23日宮城県護国神社が建立した石碑。

6 昭和天皇御製碑

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 碑文は昭和天皇御製「城あとの 森のこかげにひめしやがは うす紫にいま咲さかる」。昭和38年(1963)5月18日仙台へご行幸の際、仙台城二の丸跡の東北大学植物園にてお詠みになられた和歌で、題は「仙台の植物園」。揮毫は宮内庁掌典長東園基文。昭和天皇在位60周年を記念して昭和61年(1986)12月14日宮城県護国神社が建立。

7 山田孝雄先生記念碑

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 昭和42年(1967)7月山田孝雄先生記念碑建設期成会により建立された石碑。製作は平石材店。碑文は山田孝雄自作・自筆の「天地乃 今わかるゝや 初日影」

8 阿部みどり女先生記念碑

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 昭和38年(1963)9月1日阿部みどり女先生の喜寿を記念し駒草門下一同により建立された石碑。碑文は阿部みどり女先生自作・自筆の「初牒の 流れ 光陰 ながれけり」