奥州王伊達政宗公の一生をはじめ伊達家・仙台藩・仙台城(青葉城)に関し実物資料、パネル、模型などを展示、
解説しております。
当館の第三弾CG『バーチャル仙台〜よみがえる仙台城・城下町』では、仙台城のみならず、川内の大身屋敷である「片倉小十郎屋敷」「水沢の伊達家の屋敷」「登米の伊達家の屋敷」も復元しております。また、城下町の中心として江戸時代を通じてにぎわった「芭蕉の辻」の町並みを精密に復元しております。現在ではだれも見たことのないこれら建物や町並み、景観をCG画像ではじめて復元しました。
そして、2017年1月より、100インチのネクストラックス大型タッチパネルを新たに導入し、「仙台大橋〜川内の大身屋敷〜大手門」、「芭蕉の辻付近」、「本丸大広間の孔雀の間・下段の間・上段の間・上々段の間」については、画面上を自由に歩き回り、散策できるようになっております。
さらに現在のご自分の家を航空写真上で探し、その場所を江戸時代の古地図上に切り替えることで、ご自分の家のあるあたりが江戸時代どうだったかを確認することができます。
このCGコンテンツの制作には、古建築の権威、東北大学名誉教授の佐藤巧先生にご指導・総合監修をいただき、東京の海ADセンターが製作しました。
政宗公の文書は、3000点以上確認されており、内、自筆書状は、1000点を越えます。
この書状は自筆の対外文書で鶺鴒型[せきれいがた]の公用花押[かおう]を据えます。
伊達政宗公着用の具足(仙台市博物館所蔵)は胴が黒漆塗りの五枚の鉄板で構成されており、その形態は以降の藩主、家臣(当館所蔵)の具足に継承されました。
江戸後末期に宇和島伊達家の姫君が嫁ぐ際調えられた婚礼調度中の化粧道具。
宇和島笹の竹に雀紋、三ツ引両紋を金蒔絵で施しています。
國包は政宗公に愛された伊達家の抱え刀工で、奥州における新刀の雄。
展示資料は「山城大掾藤原國包」と銘をきります。
歴史博物館 青葉城資料展示館の学芸員・大沢慶尋の学芸活動のノート。支倉常長ら慶長遣欧使節出帆四百年の2013年を記念し、このことを中心に、日ごろの研究活動について述べる。